LGBT支援法律家ネットワーク有志

レインボーウィーク活動報告


私たちLGBT支援法律家ネットワーク有志は,4月25日(土)に同性婚を考えるイベントを開催しました。翌26日(日)には,東京レインボープライドに人権救済申立の申立人や賛同者を募るためのブースを出店しました。簡単にですが,そのときの模様などを報告します。

憲法学者木村草太准教授と同性婚を考える〜二人で生きる未来のためにひとりひとりができること〜

イベントは2部構成で行われ,第1部は首都大学東京の木村草太准教授による同性婚についての講演。第2部は,大江千束さん(レズビアンやバイセクシュアルの女性のためのコミュニティ「LOUD」の代表),小川葉子さん(LOUDの副代表),中村吉基さん(日本キリスト教団新宿コミュニティー教会の牧師),木村草太准教授,山下敏雅弁護士(LGBT支援法律家ネットワーク有志の1人であり,コーディネーターとして参加)の5人によるパネルディスカッションが行われました。

第1部で,木村草太准教授は,憲法24条1項の「婚姻」と「両性」について,文言解釈から,同性婚を否定するという考えを導き出すことができないだけではなく,その趣旨から考えても,同性婚否定説というのは間違っていると明快に論じていました。木村草太准教授の講演の内容の詳細は,弁護士ドットコムニュースの「憲法が同性婚を禁止? 憲法学者・木村草太さん「そんな説はお笑い。今日でおしまい」」をご覧ください。

パネルディスカッション

2015-04-25 15.57.41
パネルディスカッションでは,レズビアンカップル,ゲイカップルという当事者の立場から,同性婚の要否や同性カップルに対する法的保障がないことによる不利益などについて,意見が交わされました。中村牧師が語ってくれた被災地における,あるゲイカップルの悲劇は,その痛ましさから会場が静まり返っていました。そして,第2部の最後には,裁判で同性婚が認めらないことの是非が争われたときには,木村草太准教授は,支援すると力強く宣言してくれました。

当日の来場者数は,一般の方が122人,メディアの方が11人でした。多くの方に来場いただき本当にありがとうございました。

東京レインボープライド

私たちのブースは,東京レインボープライドの総合受付の近くにあり,絶好のロケーションでした。そのおかげか朝11時から夕方5時までの間,多くの方がブースに訪れていただきました。人権救済申立に対する賛同の署名のために立ち寄ってくださった方が大部分でしたが,なかには申立人になることを希望してくださる方もいらっしゃり,委任契約書と委任状をお渡ししました。
2015-04-26 17.29.05
賛同の署名は,前日の同性婚を考えるイベントでも募っていました。2日間の署名の合計数は357筆。予想以上の数の署名をいただき,誠にありがとございます。

カンパのお礼

4月25日,26日ともに会場とブースで支援のカンパも募っていました。署名だけでなく多くの方がカンパにも協力してくださいました。4月25日には42,000円,4月26日は15,104円,合計で57,104円のカンパをいただきました。ありがとうございました。入場料としていただいたお金やカンパは,イベント開催等の費用として使わせていただきました。

以上で,4月25日・26日の活動報告です。今後ともご支援,ご協力をお願いします。